キャリ飯~キャリコンとして如何に飯を食っていくか(後編)

 前回のコラムでは、「キャリ飯」=「キャリアコンサルタントが国家資格を取得後、キャリアコンサルタントとして如何に生きていくか、如何に収入を得て食べていくか」についてアンケート結果と、そこでの大企業・中小企業・個人向けの「ニーズ・認知度」喚起に向けた意見について、ご紹介いたしました。
 これに対して、「何をすべきなのか」「何ができるのか」についての意見の内、4. 中小企業向け:「求人・定着」をフロントとするアプローチの前半までの話をしましたので、今回はその後半からです。

4. 中小企業向け:「求人・定着」をフロントとするアプローチ(後編)

 ではどうすればいいのか? 一つの提案です。
 新型コロナウィルス禍以前は「求人」がキーワードでした。しかし、新型コロナの影響によって、中小企業の多くは、「求人」よりも「売り上げ・利益」そして、それ以上に「資金繰り・生き残り」をかけて必死に考えて耐えています。また、倒産、解雇、雇い止めなどの影響により、多くの方々が失業の憂き目に遭っており、今や、去年までの「求人難」の状況が大きく変わりつつあり、たくさんの人が「求職」している状況になってきています。一方で、そのような状況下においてもこの「求人」というキーワードは、「数」や「量」ではなく「質」を求めるニーズに対して「今だからこそ、欲しい人材、優秀な人材を「無料で or 安くゲットする」という面からのアプローチは可能だと思います。私は「ハローワークの求人票を『ある方法で』書くことにより、求人ができる、それも希望する人が応募してくる」というノウハウ・スキルを持っております。山崎広輝先生(MBA・中小企業診断士・社会保険労務士)に師事し、その指導の下、直々に習得したものです。これを活用すれば可能です。

5. 個人向け:書籍:「キャリコンさん(へ)、いらっしゃ~い」

 テレビやWebサイトなど広く紹介されることを目指して書籍を発刊、最終目的は商業出版ですが、当初はamazonでの電子出版、もしくはブログ(noteなど)への掲載を考えています。タイトルは、目に留まることを狙って、桂文枝師匠の「新婚さんいらっしゃい!」(朝日放送)をもじって
「キャリコンさん(へ)、いらっしゃ~い!」
という案です。(朝日放送様から使用許可をいただきました)

目的は、あくまで「キャリコンを広く知ってもらう、こんなことができるんだ、こんな例があるんだ」ということを知っていただくために
    「キャリコンを受け、道が開けた、問題が解決したというクライアントからの声」や
    「キャリコン側からの苦労話や成功例」を
端的に分かりやすくアピールしたいというものであり、今後、これをまとめていきたいと考えています。

信頼できるプラットフォームの設立

 その他、キャリコンとクライアントを結びつけるプラットフォームがあればという声もあり、これについては、一から立ち上げるもよし、すでに存在・活動しているプラットフォームとの提携もありだと思います。

最後に・・・

 以上、85名のアンケート回答者のまとめを基に、私が考えていることを書かせていただきました。

これをベースに、「キャリ飯オンライン話し合い会」を企画しています。ご興味のあるキャリアコンサルタントの方はぜひご連絡ください。

日時(予定):8月1日(土)20時~、8月10日(月・祭日)午後、9月6日(日)

連絡先:勢口秀夫 segupapa@gmail.com

(勢口 秀夫)