第7期 2025年1月開講決定!
(1/11から土曜日に5日間開催、最終は3/15)
今回は【第7期】の募集となります。
主として国家資格キャリアコンサルタントの方を対象として始まった講座ですが、
そうでない方にもご受講いただいております。
対企業コンサルティングや研修セミナーを提供していきたい方に向けた資格です。
組織キャリア開発士とは
組織キャリア開発士」資格は、コンサルティングや研修セミナーを提供していきたい方に向けた資格です。
この資格では、組織内の課題を解決し、変革を実践するための理論や手法を学び、実際に組織を改善できる人材(チェンジエージェント)として成長することができます。
またクライエント企業の課題を正確に把握し、適切な解決策を提案できるスキルを身につけることで、業務の質が向上し、より高度なサービスを提供できます。
1)「組織キャリア開発士」資格の背景
厚生労働大臣認定の「キャリアコンサルタント養成講習」を行っております一般社団法人地域連携プラットフォームでは、その内部組織である「組織キャリア開発フォーラム」の活動として、組織開発分野におけるバイブルと言われている『NTLハンドブック』の翻訳を行ったり、国家資格キャリアコンサルタントの受験対策本の執筆等を行ってきていますが、2019年度から「組織キャリア開発士」という資格を立ち上げることに致しました。
【資格取得後の活躍イメージ~組織キャリア開発フォーラムでの活動】
「組織キャリア開発士」の資格取得者は、講座終了後、あくまでも任意加入ですが、無料で「組織キャリア開発フォーラム」に加入でき、そこでの活動に参加しています。
「組織キャリア開発フォーラム」は、まずは資格取得者間での情報交換の場として機能しています。
しかしそれだけではなく、企業(とくに地場の中小企業)に対してのコンサル業務を行っていますので、そうした仕事に副業として関わり、企業に対して、ここで学んだ組織開発の業務を提供するなど、資格を生かした業務を行っている方もいます。
また、もちろん本業に役立たせている方も多くおられます。
例えば人事部の仕事に大いに役立たせていたり、また研修業務にここで学んだ内容を盛り込んでいたり、さらに自身の士業の業務やコンサル業務等の業務拡大に役立たせている方も多くいます。
(今までに資格を取得された方には、人事部所属の方、中小企業診断士・社会保険労務士・経営士等の士業の方、コンサル企業所属の方などが多くいます。)
2)「組織キャリア開発士」の意図(狙い)
人事セクションに所属しておられるような組織内スタッフの方にとっては、現在関わっている組織(グループ)の課題や問題点を把握し、変化や改善に結びつく手法や考え方(理論等)を実践して、実際に変革を起こしていただく事にあります。
組織内で人が幸せに働けるようになるために、組織に対しての様々な提案ができ、また改革を推進できる人材(チェンジエージェント)を「組織キャリア開発士」として育成していきます。
組織の外から、組織を元気にする仕事をされている方~例えばコンサルタントの方、士業の方、研修講師の方など~にとっては、クライエント企業の課題を正確に見立てて、その課題を解決できる介入の仕方を、ここでは学べることになりますので、ご自身の業務をさらにバージョンアップ、高度化していくことが可能となります。
3)「組織キャリア開発士」で学ぶもの
資格取得研修で学ぶ内容は、以下の3領域となります。
Ⅰ.理論(グループアプローチの実践手法とODの歴史)3時間×4単位
-個人が元気になり、同時に組織も元気になる、という、観点に立って、キャリアコンサルタントや組織内スタッフが、ともすれば今まであまり目を向けてこなかった、グループアプローチやOD(組織開発)の手法と理論(歴史的な経緯)を学びます。
(テキストとしては、一般社団法人地域連携プラットフォーム・組織キャリア開発フォーラム が、翻訳した『NTLハンドブック~組織開発と変革~』等を使用)
Ⅱ.自立(自律)・独立へ向けてのノウハウの習得 3時間×2単位
-どのようにして組織(企業や団体等)内で自律的な動きを作っていけるようになるか。また組織に対して、どのような“介入”(Intervention)を行っていけるか、に着目した研修を行います。
-個々人が、自身の“強み”をどのようにして、組織内でアピールしていけるようになるか 。またその“強み”をどう作るか、を演習として実施します。
-「組織キャリア開発フォーラム」の実績やツールをどのように有効活用するか、に着目して実際に運用できるようにします。
-どのようにして変革に結びつけるか、また外部コンサルの場合には、どうクロージングするか(受託業務等の仕事にするか)について、実践的に習得します。
Ⅲ.個々人の具体的な実践(実技試験に相当)3時間×4単位
-自身の“強み”は何か、を個々人が考え、文章化(見える化)
-チェンジ・エージェントとなるために何ができるかを検討
-モデルとして選定した組織を変革するための計画書の作成
-計画書の複数人での吟味(グループ口頭試問)
-グループ口頭試問による進捗確認と振り返り
資格取得研修に参加するメリット
- グループアプローチの歴史から始まり、現代に息づく各種技法までを実践的に学べます。クルト・レヴィンのグループダイナミクスやTグループの時代から始まり、現代のホールシステムアプローチ等の最新技法の時代まで、各種の技法が、自由に使えるようになります。
- 研修の参加者自身がグループを形成し、そのグループの形成期(Forming)から混乱期(Storming)、規範期(Norming)、遂行期(Performing)、移行期(Transforming)までを自ら体験します。そこからグループについての実践的な学びを得て頂く事ができます。このように自らを振り返って参画型での学びを得ていく事を「ユース・オブ・セルフ(use of self)」といい、これ自体がODの学びともなります。
- 今回は『NTLハンドブック』を監訳した柴田郁夫が講師・ファシリテーターを務めますが、ファシリテーションのノウハウを実地で感じ、また参考にしていただけます。
- 組織内スタッフの方は、組織の変革者としての実践経験を、本セミナーにおける「アクション・リサーチ」研修を通じて体験します。
その体験は今後の組織内での自身の役割と将来において大きな意味を持つものとなり「組織を変化に導ける貴重な人材」としての評価を確立できることとなります。
使用テキスト
『NTLハンドブック~組織開発(OD)と変革』(NTL Institute/柴田郁夫・組織キャリア開発フォーラム訳/Next Publishing Authors Press)
※アマゾンで27,000円で販売。受講料にテキスト代は含まれています。
NTL Instituteの紹介
グループダイナミクス、Tグループ、アクション・リサーチなど、その後の組織開発(OD)の分野の礎となる考え方や手法を生み出したKurt Lewin(クルト・レヴィン)が、1946年に、Leland P. Bradford、Ronald Lippitt、及びKenneth D. Benneと4人で設立した国立トレーニング研究所(National Training Laboratories)がその発祥で、後にNTL応用行動科学研究所(NTL Institute for Applied Behavioral Science)と改称された時期もありましたが、常に、組織開発(OD)の領域では、先端的な研究と実践活動を続け、現在のNTL Institute につながっています。
組織開発の生みの親とも言えるKurt Lewin(クルト・レヴィン)が、その祖になっているという事もありますが、組織開発(OD)に携わる者でNTLを知らない者はいない、というくらい著名な団体であり、またもっとも歴史の長い、OD分野の老舗であるとも言えます。
NTLは、現在でも「組織開発サーティフィケート・プログラム」を開講し、組織開発の全体像が体系的に学べる場を提供するなど、一貫してOD分野の発展と人材育成に関わってきています。
一般社団法人地域連携プラットフォーム代表理事の柴田郁夫が、
説明会(質問受付会)の場で「組織キャリア開発士」について語っています。(約1時間)
内容は、以下となります。
1.概要説明(約12分/~11:40)
2.説明会参加者の方々からの質問に対しての回答・やりとり
【質問1】組織キャリア開発士と「人的資本経営」との関係は?
(11:40~15:00)
【質問2】「組織キャリア開発士」の取得で手に入る実践的なスキルは?
(15:00~17:10)
【質問3】具体的には何を学ぶのか?[3つの講習内容]
(17:10~22:00)
ファシリテーション力を身に付けると、なぜ組織は元気になるのか?
(22:00~30:10)
[組織への介入のスキルについて]
システム(組織)に対しての具体的な介入の言葉について
(30:10~36:00)
【質問4】ファシリテーション力が高まる事が「組織キャリア開発士」の要点か?
(36:00~40:10)
【質問5】いま外注している研修を内製できるようになる事だけなのか?
(40:10~42:50)
[タスク・プロセスについて]
研修スキルだけでなく組織自体を良くして行ける「組織開発」スキルについて
(42:50~47:15)
【質問6】組織内の人間関係を理解して組織を良くしたらいいということか?
[経営コンサル等に依頼してと企業を良くする事とはどう違うか]
(47:15~51:10)組織とダンスすること
【質問7】チェンジエージェントを組織内に育てる、という視点もあるか?
(52:00~56:45)
【質問8】具体的事例や問い掛け(言い)方はたくさん出てくるのか?
(56:45~1:01:00)
【質問9】今までに何人が受講し、どう活躍していますか?
(1:01:00~1:02:45)
【質問10】資格取得にあたっては、試験がありますか?
(1:02:45~1:05:45)