主催者概要 「一般社団法人 地域連携プラットフォーム」

地域連携プラットフォームは、池袋を起点として埼玉県に伸びる東武東上線の沿線上で活動をしている複数のNPO法人の連携組織を母体として、2013年に「一般社団法人 地域連携プラットフォーム」として法人化しました。(法人化する前の前身組織から含めると、10数年の運営実績があります。)

地域内における、就職支援および創業支援、また地元組織(企業やNPO等の各種団体、公的団体も含む)の活性化を定款にうたっています。

2014年度からは、国の支援を受けて「創業スクール」を開催。当初は一般社団法人としての独自開催でしたが、2016年度からは、志木市および志木市商工会と連携して、地域内での創業者(起業家)を輩出してきています。

2018年度からは、厚生労働大臣の認可を受けて「国家資格キャリアコンサルタント養成講習」および「更新講習」を実施。現在では、毎年数百名の国家資格キャリアコンサルタントを育成しています。

2019年度からは、キャリアコンサルタント資格を取得された方はもちろんのこと、組織の活性化に関心を持つ方々を対象として「組織キャリア開発士」という資格を新設し、その養成を開始。養成した組織キャリア開発士が集まって組成した「組織キャリア開発フォーラム」も活動を開始いたしました。

組織キャリア開発フォーラムでは、地元の企業向けの支援活動を実施し、最近では「セルフ・キャリアドック」制度の普及啓発活動を中小企業向けに展開しています。

代表者・柴田郁夫は、職業訓練実施施設の代表者を、10年以上務めており、キャリアコンサルタントとしての実績は、大学助教授・准教授時代の経験も含めて20年に及びます。国家資格キャリアコンサルタント資格(取得時は標準レベル・キャリアコンサルタント資格であるCDA資格)、2級キャリアコンサルティング技能士、および1級キャリアコンサルティング技能士をすべて初回受験で取得し、受験対策講座も2015年度から行ってきています。

「組織キャリア開発士」の養成プログラムは、代表の柴田が開発しておりますが、現在本プログラムの講師は、組織キャリア開発士を取得し、かつ2級キャリアコンサルティング技能士あるいは1級キャリアコンサルティング技能士を取得している講師が務めております。

代表者:柴田郁夫(しばたいくお)紹介

略歴

早稲田大学大学院修了。
1級・2級キャリアコンサルティング技能士。国家資格キャリアコンサルタント。
職業訓練施設「志木サテライトオフィス研修室」代表。
元・青森大学経営学部助教授(准教授)・客員教授。
日本テレワーク学会会長を歴任。
一般社団法人地域連携プラットフォームでは共同代表理事として、厚生労働大臣認定「キャリアコンサルタント養成講習」を主宰。

1956年東京生まれ。1979年早稲田大学理工学部建築学科卒業、1981年同大学院建設工学研究科修了。民間企業にてマーケティング調査・企画・シンクタンク業務を経験後、1987年独立。現在、株式会社志木サテライトオフィス・ビジネスセンター代表取締役社長。一般社団法人地域連携プラットフォーム代表理事(共同代表理事)。1997~2006年度に青森大学経営学部助教授および准教授、2007~2009年度には同大学客員教授を務める。

1988年、日本初の職住近接オフィス「志木サテライトオフィス」プロジェクトに参画。以来(社)日本サライトオフィス協会(現在の日本テレワーク協会)客員研究員などを務め、日本におけるテレワークの普及と研究に20年以上関わる。日本テレワーク学会にも創設期から関わり2007~2008年には代表(会長)を務める。

2001年からシニア層とSOHOによるコミュニティビジネス起こしの場として「NPO法人東上まちづくりフォーラム」を設立して代表(理事長)。2007年埼玉県・団塊世代活動支援センターと協働で「ビジネス助っ人隊」を立ち上げる。

2006年、東武東上線沿線のNPO法人をネットワークした連携組織を立上げ、その中に雇用推進委員会を設けて学生と地元NPOや中小企業とのマッティング、シニア層の仕事創出事業等を行う。その活動は2013年一般社団法人地域連携プラットフォームの設立に結びつく。

2010年より民間受託型の公的職業訓練を始め、現在に至る。大学奉職時から学生の就業支援活動を行ってきたが、職業訓練のなかでは定期的にキャリアコンサルティングを実施し、年間平均100名程のキャリアコンサルティングを実施。そうした背景をもとに、CDA(キャリア開発アドバイザー)資格、国家資格キャリアコンサルタント、技能検定(国家検定)キャリアコンサルティング技能士2級、および1級を、すべて初回受験で取得。 OD(組織開発)やキャリアコンサルタントの企業向けの活動促進に係る業績としては、中小企業家同友会や日本経営士会に所属し、地元中小企業に対してのコンサル業務や、「セルフ・キャリアドック」の普及啓発活動を継続して実施している。その一方で、2018年には、エドガー・H・シャイン博士との共著『キャリア・ダイナミクスⅡ』(亀田ブックサービス)を出版し、また同博士も一部執筆を行っている『NTLハンドブック~組織開発(OD)と変革』の全訳を、組織キャリア開発フォーラム(一般社団法人地域連携プラットフォーム内の組織)と共同で行う等の執筆、出版活動を行っている。

著書

『国家資格キャリアコンサルタント学科試験要点テキスト&一問一答問題集』、『国家資格キャリアコンサルタント実技試験(面接・論述)実践テキスト』、『働く人を幸せにする援助職~国家資格キャリアコンサルタントになるには!?』(以上、秀和システム)

ワーク・エンゲージメントの実践法則~テレワークによって生産性が下がる企業、上がる企業』(大学教育出版)

『SOHOでまちを元気にする方法~自治体との協働ガイド』(ぎょうせい)

『PI(パーソナルアイデンティティ)を理解すれば時代の面白さが見えてくる』(PHP出版)

『キャリア・ダイナミクスⅡ』(エドガー・H・シャイン他との共著/亀田ブックサービス)他。

訳書

NTLハンドブック~組織開発(OD)と変革』(組織キャリア開発フォーラムとの共訳)。

本セミナーについて一言

柴田郁夫

キャリアコンサルタント養成講習では『キャリアコンサルティング理論と実際』で著名な木村周先生と語らい、地域の中小企業を元気にできるキャリアコンサルタントを育てる事を重要テーマとして、グループ・アプローチの領域等に力を入れた講習を実施してきております。

しかしながら、80時間の決められた講習体系のなかでは、そうした点についての言及や演習等が、十分にはできておりません。

また、「キャリアコンサルタント養成講習」の第三者委員会である「運営委員会」(座長:水野修次郎先生)からは、「キャリアコンサルタントを養成するだけではなく、資格取得者の活躍の場を広げる役割も担うべきである」との答申も頂いており、それに対応する、という思いも持って立ち上げたのが、この「組織キャリア開発士」のセミナーです。

国が言葉を作って普及を意図している「セルフ・キャリアドック」を始めとして、その他にもOD(組織開発)の分野で培われてきた成果等を身に付けて頂いたうえで、ぜひ日本の企業(とくに地場の中小企業)を元気にできるキャリアコンサルタントになって頂きたい、との希望を強く持っております。そこではキャリアコンサルタントは、単に1対1のカウンセリングを行うだけではなく、1対多でのセミナーやワークショップのファシリテータともなりますし、いわゆる企業向けのコンサルタントともなります。しかし、あくまでも私達は従業員一人一人に着目し、各自が自己実現でき、かつ企業が元気にもなる、という方向性をもって企業や団体、グループへの働き掛けを行います。

その意味では、このセミナーの対象は、単にキャリアコンサルタントだけではなく、企業内におられるスタッフの方すべてにわたるものでもあります。
グループダイナミクスや「アクション・リサーチ」をベースとして、ぜひ企業・団体やグループが、今までよりも活性化していくように、適切な働き掛け(介入)ができる人材になっていって頂ければ、と考えております。